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愛してるって伝えたい

第8章 ふたり



私と池田くんは、仕事上では完全に今まで通りを演じていた。





ただ、彼が近くにいるだけで幸せだった。




私からは誘えなくて。





毎日ある16時の成績報告の時間の後に、ときおり彼から誘いのメールが入る。






そのときは一気にテンションが上がる。




思わず顔に出てしまいそうなくらい。





待ち合わせをしているときのドキドキは、まるで高校生のよう。









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