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愛してるって伝えたい

第8章 ふたり



いつも私たちは、都内の大きめの駅で待ち合わせをする。




少し歩いて、人通りが少ない道の小さなお店でご飯を食べる。






そこまでは、普通の同期として。




ただ毎回、「おいしい?」と優しく笑って見つめてくる視線にドキドキしてしまう。




わざとなのか分からないけど、囁く甘い声がいつも誘惑してくる。




食事を終えると、私たちはただの同期ではなくなる。






自然に手を繋いで、ホテルに向かう。










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