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第23章 ジェットコースター・ラブ by ガーベラ♡
翔くんが集団から離れ、
俺の手首を掴んで、
廊下の人気のない場所の壁際まで
歩いて行く。
そして、俺の頭の横に手をついて...
(いわゆる、これ、
壁ドンってヤツですよね?)
「俺今日、このホテルに部屋とってるんだ。
ニノも、来いよ!」
「えっ?来いって...
言っても..俺...」
歯切れの悪い俺に、
ちょっと悪い顔で笑った彼は、
耳元で、こう囁いた。
「相葉から、聞いてたよ。
ニノが、俺のこと好きだった...って。
もう、逃がさないから♪」
(相葉め~!!あいつ、
後で、ぶん殴ってやる!!)
「でも、翔くん...あのさ..俺..」
あまりの展開に、
停止する思考回路...
もう、しどろもどろで...
「やっと、捕まえた。
もう逃がさない。
大好きだよ..あの頃から、ずっとね♪」
...翔くんの唇が、俺の唇をふさいだ。
...この晩、
俺は翔くんのものになった。
人生も、恋も、ジェットコースターだ。
何が起きるか、分からない
そう、誰にも。
-end-