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第26章 カレは男の娘 by アロエリーナ
カフェの女子トイレの鏡で、全身チェック。
「ねぇ和、後ろハネてるよ」
隣にいた友達が、指摘してくれた。
「ありがと架純。やだぁ、朝直したのに‥」
「和奈はクセっ毛だもんね。ドンマイ!
もう出よ!着いたってLINEきたよっ」
緊張と不安で、ため息がこぼれる。
友人と慌てて席に戻ると、男の人が座ってた。
「お待たせ、お兄ちゃん。例のコよ♡」
友人が声を掛けると、男性は振り向いて
にこやかに白い歯を見せた。
「初めまして、櫻井翔です。
妹が、お世話になってます」
爽やかな笑顔に、ドクンと心臓が跳ねる。
10年ぶりの翔‥相変わらず、いや
昔よりずっとカッコイイ。
「は、初めまして‥私かず、な‥和奈です」
「和、緊張しないで!お兄ちゃんだって
女のコと普段話さないから緊張してるのよ」
翔は慌てた様子で、少し頬を赤らめた。
「余計な事いうな!てかそろそろ時間だろ?」
「うん、バイト行ってくるね!
後は若いお二人で、ごゆっくり~♡」
架純はお見合いオバサンのような台詞を残し
カフェを出て行ってしまった。
「ねぇ和、後ろハネてるよ」
隣にいた友達が、指摘してくれた。
「ありがと架純。やだぁ、朝直したのに‥」
「和奈はクセっ毛だもんね。ドンマイ!
もう出よ!着いたってLINEきたよっ」
緊張と不安で、ため息がこぼれる。
友人と慌てて席に戻ると、男の人が座ってた。
「お待たせ、お兄ちゃん。例のコよ♡」
友人が声を掛けると、男性は振り向いて
にこやかに白い歯を見せた。
「初めまして、櫻井翔です。
妹が、お世話になってます」
爽やかな笑顔に、ドクンと心臓が跳ねる。
10年ぶりの翔‥相変わらず、いや
昔よりずっとカッコイイ。
「は、初めまして‥私かず、な‥和奈です」
「和、緊張しないで!お兄ちゃんだって
女のコと普段話さないから緊張してるのよ」
翔は慌てた様子で、少し頬を赤らめた。
「余計な事いうな!てかそろそろ時間だろ?」
「うん、バイト行ってくるね!
後は若いお二人で、ごゆっくり~♡」
架純はお見合いオバサンのような台詞を残し
カフェを出て行ってしまった。