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第34章 WINTER COMES AROUND by millie


「あっ、あっ、ふぅ、んんっ、ダメっ」

細い腰を掴み、激しく攻めたてる。
俺の肩に掛けた長い脚が律動に合わせて
ゆらゆら揺れる。

「雅紀、目ぇ開けて…俺をみてよ…」

「ん、ん、やぁ」

頑なに目を瞑る雅紀に俺は動きを止める。

「やっ、やめないで、ね?」

「じゃ、目ぇ開けて…
 今、雅紀を抱いてるのは誰?
 ここを気持ちよくしてるのは誰?」

身体の間にある雅紀をゆるゆると扱く。

「和っ、和がっ…あぁっ」

「口だけじゃなくて俺を見てよ」

その瞼の裏にいるのはやっぱり…?

それでも雅紀を繋ぎ止めたくて身体を繋ぐ。

この瞬間だけでも俺をみてよ。

「どうする?このままやめる?」

「やだぁ…やめないで…俺を壊して…、
 連れてってよ…」

「それ、誰に言ってんの?

 ほら、目ぇ開けてお願いしてみろよ?
 叶えてやるから…」

ようやく開かれた瞳。
潤んで綺麗な瞳。
その瞳に映してるのは俺だよね?

「和っ、和っ、大好きっ。俺を抱いて…。
 なんにも考えられなくなるぐらい
 和を感じさせて?」

俺は一つ頷くと勢いよく腰を押しつける。

雅紀を激しく揺らしながら二人で
快楽の果てに堕ちていった。

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