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第64章 検査しようね? by millie

「そこに隠れてる子は誰?」

カチンと鍵のかかる音がして布団が剥がされる。

「じゅーん?泣いてるの?」

「泣いて…ないもん」

「嘘…。寂しかった?
 智たち追い出したの自分なのに?」

「追い出してないもん…みんな意地悪なんだもん」

「無茶言ったんだろ?」

「…だって家…帰りたいんだもん」

「そっかぁ…じゃ、治ってるか検査しようか?」

「検査?」

「検査して問題なければ退院ね?」

そのまま和の唇が落ちてきて舌が絡まる。
くちゅりと水音が部屋に響く。
でも久しぶりに合わせる唇に夢中でそんなの気にしてられない。

「んっ、んっ、もっとぉ」

素直にねだってしまう。

「もっとどうするの?」

「もっと…気持ちよく…して?」

「了解…」

いつもよりも低い声が耳元で響く。
その声に背筋に何かが走って躰が震える。

「ふふ、耳は問題なし」

和の手がパジャマのボタンを外していき肩から落ちる。

「楽にしてください?」

普段検査の度に言う台詞が聞こえる。
ベッドに押し倒され乳首を和の指と舌が行き来し、その度にあがる声を手で抑えて耐えた。

「そうそう、大きな声を出すとナース来ちゃうもんね?
 判断力も大丈夫だね?」

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