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第92章 Sparkler~線香花火~ by millie

「ねぇ、これ借りてっていい?」

「いいけど翔くん同じのもってんじゃん?」

誕生日に揃いで買ったスエットを片手に言う。

「だってこれ智くんの匂いがするから…」

「翔?あのさ、毎日電話して?少しでいいから声を聞かせて」

そう言って抱き締めてくれる腕が愛おしい。
この人を守るためには力が必要だから…強くなる。

「うん、約束。お互い頑張ろう?」

あの日、仲直りをして更に強くなった絆。
これまでもこれからも…しあわせはここにある。


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