
妄想短編集
第2章 下校時〜自転車〜
「ふふーんふ〜ん♪」
いつも通り学校も終わり、部活も終えた私は見慣れた道を自転車で帰っていた
季節はまだ春
少し肌寒く、辺りも真っ暗だった
早く帰ろう…
少し漕ぐスピードをあげる
すると、
「うわ…⁉︎」
いきなり、後ろが重くなった
なんだ?
一度停止し、後ろを確認するが何もない
なんだったんだろ…?
再び漕ぎ出そうとしたとき…!
「やっ!」
何かが胸にあたった
虫かな?とは思ったけど違った
だって…
「やっ…ん、な…に?んん‼︎」
だって、服の上から何かが私の胸を揉んでたからだ‼︎
少し下を見ると不規則に服が動いていた
やっぱり何かいる!
だが、後ろには何もない。前もだ。
少し怖くなった私は出る声を抑えながら自転車を漕ぎはじめた
