センチメンタルメモリー
第7章 夜蝶
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「んっ…」
私は誰かに触られる感覚で目が覚めた。
手が私の胸を弄っていた。
「ん…あっ…」
さわっと私の乳首に触れる。
むず痒い快感が襲った。
目を開けると目の前には腕枕をしている柳瀬さんがいた。
片方の手で私の胸を弄っている。
「や、柳瀬さんっ…」
お酒を飲み過ぎたせいか頭が重く、抵抗する気も起きない。
脚もしっかり柳瀬さんに絡まされ、柳瀬さんが動くたび私の敏感なところを掠る。
「んぅ…あっ…やっ…」
柳瀬さんから離れようと仰向けになるとそれを追いかけるように柳瀬さんが上になった。
「無防備な椿姫ちゃんが悪いんだよ?」
柳瀬さんの顔は優しい顔から男の顔へと変わっていた。
何かを捕らえるような鋭い目で口から覗く真っ赤な舌。
そして何かを思い出したようにふっと笑った。
「椿姫ちゃんて彼氏いないんだよね?」
「??
いっ、いないよぉ…」
ふ〜ん…と言うと私のお腹を舐め始めた。
「んっ!やっ…あぁっ…」
「じゃあ、なんでこんなところにキスマークがあるの?」