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腹黒ドS王子の愛する人

第10章 溢れる思い








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「あーつかれた。」





仕事の帰り道、疲れた体を伸ばして俺は暗い道を歩いていた。






最近すげー疲れるな。なんでだろ。






仕事の詰めすぎか?







最近ちゃんと眠れてないからか。







少し自嘲的に笑いながら足を進めると目の前に人影を見つけた。






ん?だれだ?







「葵くん!偶然!」






「美和子さん!?」








そこに立っていたのはあまり会いたくなかった人だった。

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