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腹黒ドS王子の愛する人

第10章 溢れる思い

「葵くん帰り道ここなんだね。」


「あ、はい。家が近いんで。」





そっかーと言いながら美和子さんは笑った。




「それじゃ。」




あまり話したくなくて逃げようとした俺を美和子さんの声が捕まえる。





「葵くん!ちょっと、話できないかな!」





思わず足を止めると美和子さんが俺の腕を掴んだ。




「そこのファミレスでいい、少し話したいの。」









俺はそのまま引きずられるようについていった。

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