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腹黒ドS王子の愛する人

第19章 誕生日なのですが。

思っていたよりも簡単....いや、ハードルは十分に高いが。




そんなお願いに構えていた俺は少しビックリ。




「ほら、呼べよ。」



「.....しゅ、...やっ.....」








あぁ、何だかまた泣きそうだ。






「秋夜っ.....」

「うん....」


「秋夜っ、ごめんっ....本当に迷惑かけたかったわけじゃなくて.....」



「分かってるよ葵。俺のために苦手なケーキつくったり岡島さんのとこで悩んで時計えらんでくれたんだろ?それで十分だから。」






俺を抱き直してきつく抱きしめられる。




「秋夜、誕生日おめでと....」


「ありがと、葵。愛してる....」















初めてのお祝いはめちゃくちゃだったけど、何だか幸せな気分になった。

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