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腹黒ドS王子の愛する人

第20章 初デビューなのですが。

「やっと行った。」





ため息を吐いて葵を抱きしめる。




久々に会ったのに邪魔されてたまるかっての。







「秋夜、俺も帰るよ。」



「いや、ここにいて。」







一層強く抱きしめると葵がうっ!とうなる。





「えっ、なに。」



「いや、ちょっと背中痛くて....」





そう言う葵は確かに辛そうに顔をしかめていた。





取り敢えずソファに連れて行きゆっくりと寝かせる。






「心配だから、ここにいろ。」





そう言って頭を撫でるとなんとも不服そうな顔で葵は小さくうなづいた。

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