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腹黒ドS王子の愛する人

第20章 初デビューなのですが。

「しゅ、秋夜..!」





葵も慌てたように俺の服を引っ張る。





あーかわい。






じゃなくて。










「おいバカ。」



その言葉にバツが悪そうな聡が振り返る。






「あの子、泣きそうだったぞ。」



「.........うん。」








なんでこうも世話が焼けるかな昔から。








「おっかけろ。お前が予定より早く帰ってくるから今日の仕事は元々ないぞ。」



「えっ.....」





「泣かせたら今度は俺がお前をしばく。」








そう言うとこくりとうなづいて







「ありがとう秋夜!」






あいつは走って行った。
















もう問題ないだろう、あいつのことだきっとベタベタだろうな。

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