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腹黒ドS王子の愛する人

第22章 秘書の恋人

「だって、柊さんが欠かすなっていったから....」


「友喜ってほんとさぁ....」





果てしなく健気というか一途というか.....






そういうの男としては燃えちゃうわけよ。




「でも、抱く相手としては嫌ですよねこんな体...」



下に組み敷かれた友喜は悲しそうに眉を下げて小さな声を漏らす。




こいつのこの真っ直ぐさが、俺を救ったんだよな...





自信なさげな恋人の言葉に、改めて友喜を観察する。



男を知らないようなまだ幼さが残るあどけない童顔、それにくっつく極限まで絞られた無駄のない身体、そこには練習中についたであろう痣や生傷がいくつも付いている。



怪我の跡を撫でれば、くすぐったそうに身をよじる。








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