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Unfair World

第1章 Unfair World

PRRRRRR....

俺のスマホに一件の着信。

相手は瑠璃。

どうせ6周年を祝えっていうのろけだろ。

そんな軽い気持ちで電話に出た。

【もしもし?まだ22時だけど。祝うのは早いんじゃね?】

明るい俺の声とは裏腹に、

瑠璃の声は暗く、少し震えていた。

【臣...。もう...どうしよう...。】

流石にただ事じゃないと思い、

【おいっ...?どーした?】

と聞く俺。

【裕也がっ...美優がっ...。】

美優は俺の彼女。

でもま、今日の朝別れたから元カノか?

【とりあえず、家行く。】

そう言って、電話を切った。

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