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蒼い月

第4章 ハープーン

「そろそろ松永来る頃だな」


事務次官はさっきから汗ばかり拭いている


コンコン…。


松永が秘書を従えて入ってきた


俺は同じソファーでそちらに顔を向ける事もない


「アポイントメントは取ってる筈ですが先客なら出直しますが?」


声の主をチラリと見やると


ちょっと目付きの鋭いいい女が


俺を見てギョッとした


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