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ペットではなく家族です。

第6章 コウの場合



運転手「お客様、お客様」

奈穂子「んんっ…」

運転手「困ったなぁ…」


自宅に到着したものの
奈穂子は爆睡して起きる気配はなし

運転手はお客さんの体には触れれないし
ましてや相手は女性だし
困っていると…


省吾「奈穂子?」

運転手「お知り合いですか?」

省吾「恋人です」

運転手「良かった、お客様全然起きない
から困ってたんです」

省吾「彼女、部屋まで運びますよ」

運転手「助かります」

奈穂子「んんっ…」


省吾に抱かれ
部屋まで運ばれた奈穂子

省吾からの連絡を無視し省吾と会う事を
避けていた奈穂子だったが
ここまでくると…


省吾「ご迷惑をおかけしました」

運転手「いえ、こちらこそ助かりました
ありがとうございました」

奈穂子「…」


逃げられなかった
きちんと話さなければいけなかった

省吾と
これからの事を…


省吾「…」

奈穂子「…んんっ」





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