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ペットではなく家族です。

第23章 マリア、アテネの場合



渉「ずっと…お前が好きだった…」

大吉「嘘だろう?」

渉「…」

大吉「冗談やめろよ、俺達親友だろう?
それに男同士だし…」

渉「そんなの関係ないよ…」

大吉「!?」


ネクタイを外され
シャツのボタンを外し始めた渉

流されちゃいけない、抵抗しなければ
そう思うのに体が動かない
されるがまま…


渉「大吉…」

大吉「わ…渉…やだ…っ…やめろって…
こんな…事…」

渉「…気持ち良く…するから…」

大吉「…!!」


ズボンの上から下半身に触れてきた渉
渉の力は強く振りほどけない
必死に頭を働かせ
大吉は…


大吉「…ッ…渉…」

渉「痛くしないから…だから…」

大吉「…ずっと…俺の事…そういう目で
見てたのか…」

渉「あ、違っ、俺は…」

大吉「…親友だと思ってたのに…」

渉「…ごめん…」

大吉「…」

渉「…俺…どうかしてた…」


大吉の言葉に我に返った渉

気持ちが先走り軽率な行為をした事を
泣きながら頭を下げ何度も謝り
見ていられなかった





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