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ペットではなく家族です。

第18章 寛一の結末



寛一「…葉子っ、ぁあ」

葉子「んぅ、ぁんッ…あ、ぁああ」


寛一の事を思うと我慢するしかなかった
今はただ寛一が元気でいれば
それだけでいい

自分はいいから
他は何も望まないから
今は寛一が生きてさえいればいい…


寛一「葉子、葉子好きだよ」

葉子「あ…あぁッ」


自分は葉子を演じ葉子に成り切るから
自我を捨てて死んだ葉子に
葉子になるから

だから…


寛一「葉子、好きっ、好きだよ…」

葉子「…寛一っ、ぁああ」

寛一「あッ!!」

葉子「ッん、あぁんぅ、あ…」


置いてかないで
自分だけに一人にしないで

あんな思いはもう絶対にしたくない
もう誰も失いたくない
だからお願い…


葉子「ぁあっ、ンッ…ぁんっ…」


死ぬ時は一緒に…


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