ペットではなく家族です。
第21章 ピー子の場合
龍之介「時代って…時代ってなんですか
いいものに時代なんて関係な…」
監督「立花さん」
龍之介「…」
監督「今のあなたには需要がないんです
絶頂期の頃とは違うんです」
龍之介「…っ」
後悔した
聞かなければよかった
自分が置かれてる現状を知る事は大切だ
だけど今の龍之介にこの現実は
辛く虚しかった
龍之介「…何だよ…ったく…」
男性「そこのお兄さん」
龍之介「!?」
男性「良ければ見てって下さい」
龍之介「…」
やけ酒
飲んで飲んで
飲んだくれた帰り道
ある一人の男性が声をかけてきた
上下黒の服に顔を隠すように黒の帽子を
目深に被った怪しい男
かなり怪しい…
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