ペットではなく家族です。
第2章 ナオの場合
数日後
ナオは無事退院した
獣医さん「じゃあこれっ、飲み薬ですか
ら一日一回、飲ませてくださいね」
麻衣「わかりました」
ナオ「…」
麻衣「ナオちゃん、帰ろうか」
ナオ「♪~」
他の動物もいるし院内では
キャリーバックに入れるのがマナーだ
だけど今は他の患者さんはいないし
離れていた分、触れたい
触れ合っていたい
麻衣「?」
ナオ「ニャー!!」
同じ気持ちなのか
ナオは麻衣に抱かれるまま
爪を立て決して離れようとしなかった
嬉しいけど
ちょっと痛かった…
麻衣「ナオちゃん、爪、爪痛い…」
ナオ「♪~」
麻衣「そうだね、早く帰ろうか」
ナオ「ニャン♪」