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友恋

第2章 第一印象






“姫”って文字が入っている、それだけで私は男子に媚びているという目で見られることも多かった。




だから高校は、出来るだけ知っている人がいない家から遠いこの高校を選んだ。




のに、悠樹が変わらず隣にいたら意味無いじゃん。





私はチラッと、配られたプリントをダルそうに眺めている悠樹に目を向けた。




私と名前が同じだからという以前に、悠樹は持ち前のルックスですぐに女の子に名は知られる。



だからこそ、隣にいる私は女の子たちに煙たがられる存在になる。






それでも私は…





「ねえねえ、ゆうきってどうやって書くの?」



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