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友恋

第9章 Midnight sweet






「いつから俺は…」




彼は俯いた顔を上げない。



そんな彼を見つめながら、女は優しく頭を撫でた。





「タク…」



切なそうに女が彼に呟く。




「もう私の女は見たくないのね。」



ゆっくりと一筋の光が女の頬を伝った。



彼は何も言わない。




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