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友恋

第10章 ナミダ







「ぐはっっ」


突然入口付近から男の声が響いた。


馬乗りになってる金髪男も眉を顰めた。



「優姫ーっ!!」


私を呼ぶ声が響き渡る。




この声…




ガタンッ


ドンッ


激しい音が私の耳に届く。


音だけが耳に届き、状況が全くわからない。


私を呼ぶ声が聞こえてしまったから私の心臓は激しく脈を打つ。



ダダダダッ


足音が近づいてきた。




「優姫!!」



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