テキストサイズ

友恋

第10章 ナミダ






「そのまま、そのまま1階に行って!」


背後から楓が叫ぶ。


私は首だけを後ろに回し、楓の姿を見ながら、1階へと向かうことにした。





ギシッ


ギシッ



「えっ…」


階段を降りていると、入ってきた時に私が座っているところに座っている人が見えてきた。



「どうして…」


「優姫…」


私の声に反応し、彼が立ち上がる。





「蓮…」


私の頬に一筋の涙が伝った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ