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友恋

第3章 友だち





ーーーー…



「おかえり。」


「悠樹…」



楓と同じ帰り道まで一緒に帰った私は、家の前で立っていた悠樹に驚いた。



「何してんの。」


私は悠樹に近寄りながら言葉を発す。



「ん?特に用はないんだけどさ。ゆうがどんな表情で帰ってくるか気になって。」


「なにそれ。」


私はクスッと声が漏れた。




「…そっか、心配はいらなかったみたいだな。」


悠樹が小さく呟いたので、私は無意識に悠樹の目を見つめた。


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