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友恋

第3章 友だち





「待ってたよ?もう帰ったけど。」


「悠樹はいつもお前のこと待ってるよな。」


お兄ちゃんが口角を上げながら言った。



「妹に良い幼なじみがいてお兄ちゃんは安心だよ。」


そう言うと、お兄ちゃんは階段を登って自分の部屋へと向かっていった。





良い幼なじみ、か。






ピロロン



ポケットに入れていたケータイが音を発した。


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