テキストサイズ

友恋

第4章 名前






ーーーー…



「優姫、お昼は購買?お弁当?」



「…いつも購買でパン買って庭で食べてる。」



お昼休みになった瞬間、楓が駆け寄ってきた。



「じゃぁ購買寄ってからそこに行こう!」



こう言うと、楓は私の腕に自分の腕を絡ませて、購買へと足を運んだ。


こんなふうに女の子とくっついたことがないから、どんな表情で歩けばいいのかわからない。



「優姫なんのパン買うの?」


「…メロンパン。」


「え、なにそれ可愛い。」


楓がプッと吹き出した。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ