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友恋

第4章 名前





「すいませんね、メロンパンが似合う女の子じゃなくて。」


私は口を尖らせて言った。




…あれ?

私、悠樹以外の人にこんなひねくれたこと言ったことあったっけ?



「ごめんってー、優姫可愛い顔してるけどサバサバしてるからさ、パンも意外性あるのが好きなのかなって思って。例えばほら、サバサバだから…サバパンとか!」


「意味分かんないから。」


楓の言葉につい頬が緩む。



今まで常に一人行動をしていたから分からなかったけど、みんなこういう会話をしていたのか。


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