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友恋

第2章 第一印象








「待ってないと、ゆう逃げそうだから。」





そう微笑んだ幼なじみの顔はどこか寂しそうだった。






「…委員会から逃げようなんて思わないよ。」





私はこう返し、委員会の教室へと足を進ませた。













ガチャッ





委員会が行われる教室、図書室にはもうすでに委員会メンバーが揃っていた。



みんなの視線を一斉に浴びる。





「遅いっ。学年と名前を言いなさい。」





メガネで更に三つ編みおさげをした、いかにも優等生な女の人が私達に言った。



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