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友恋

第6章 表情










「悠樹、お待た…せ、ってあれ?」



会計を済ませて戻ってきたものの、悠樹がいない。

あたりを見渡しても、悠樹の姿はない。



トイレにでも行っちゃったのかな。



私は先ほどのメロンパンダのコーナーの前に立ち、ぬいぐるみを触りながら悠樹を待った。








ポンッ


右肩を後ろから軽く叩かれた。



「悠…えっ、あっ。」


悠樹だと思って振り向いたが、そこに立っていたのは悠樹ではなかった。




「クリームパン…さん。」


そう、そこには私にクリームパンをくれた男子が立っていた。


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