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甘く、苦く

第13章 モデルズ【美味しそうなモチ】

櫻井side
あー、だるい.....

俺は一人、ベットの上で咳き込んでいた。

なんでこんなときに風邪......

ふわふわした頭のなかでそんなことを考えていた。

ぴろりん♪

「潤だぁ.....」
"帰りによるね!なにか食べたいものある?"
もー、優しいなぁ~

ポカリ飲みたいかも....
ほわーっとしながら、文字をたんたんと打った。


「..う....しょ....翔...!」
「ん....?潤....?」
俺の顔を心配そうに覗き込む潤。
「潤~」
俺は潤に抱きついた。
「わあっ、もう。」
翔は俺を抱き上げてリビングまで運んでくれた。

「潤~....」
俺が甘えたように名前を呼ぶと、
「なぁに?」
って微笑んでくれた。

「ポカリぃ....」
「あ、そーだね!!
ちょっとまってー!」
潤がコンビニ袋をあさる。

「あったよ!はい。」
手渡されたけど、力が入らなくて、すぐに落としてしまった。

「潤~、飲ませて?」
「え~?」
潤は俺を膝枕して、ポカリのキャップをあけた。

「はい。入れるよ?」
「ん~....」
ちょっとずつ俺の口内にポカリが入ってきた。

「美味しい?」
俺はこくこくと頷いた。
「そっか。」
そしたら、ちょっと飲みきれなくて、
口の端からつうっとポカリが流れ落ちる。

「あっ、ごめん!」
「んぅぅ....」
潤が俺の口の端をぺろっとなめた。

「じゅっ、潤!
風邪......移っちゃうよ?」
「翔のなら、いいよ。」
ぺろぺろとなめ続ける潤。

あー、もう。
恥ずかしいよ......

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