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甘く、苦く

第2章 お山

大野side
「リーダー!!ミスしすぎだよー!」
某番組の収録中、、
櫻井 翔、、、大好きな翔ちゃんに突っ込まれる。
「確かに!リーダーミス連発しすぎですよー!」
ニノにまで突っ込まれる。
「えー?!でも翔ちゃんだってミスしたじゃーん!」
俺の指摘に翔ちゃんの顔が引きつる。
スタジオは笑いに包まれる。
この空間が好きなんだよなぁ。
みんなと幸せに過ごせる時間。

「みんな!今日飲みいきませんか?」
「「「「いいよー!!」」」」
ニノの誘いに俺たち四人は応じた。

「いやー、ニノが誘ってくれるなんて、ビックリだよー!」
と、松潤。
「確かにー!」
と、翔ちゃんが相づちをいれる。
相葉ちゃんは、
「ニノやさしーね」
と、いつも通りの反応。
なんでニノ、、みんなを誘ったんだろう、、
悩み事があるのかな?
「ニノ、、なんか、悩み事があるの?」
俺の唐突な質問にニノの目は点。
「なんでわかっちゃうんですかぁー?」
はああっと、大きめの溜め息をつく。
「どうしたの?ニノ、なんか最近辛さうだったよね。」
相葉ちゃんがニノの側に寄る。
「あのさ、、ドラマのことで、、」
ドラマ、、、確かに両立は難しいし、大変だろーなー、、
「ニノ、話してよ、相談ならのるよ?」
俺は、そういいながらニノの背中をさする。
途端にニノの瞳から涙が溢れた。
「俺っ、、ドラマでっ、、うっ、、ミスばっかで、、ふぇっ、、
きょーえんしゃのっ、、人たちに、、めーわくばっっかりかけててっ、、、
それで、、、やめたほーがいいんじゃないかって、、、うっ、、」
「バカッッッッ!!!!!」
相葉ちゃんがおっきな声を出した。
「あーばさっん?なん、、で、、?」
「ニノの演技はすごいよ!誰だってミスはする!俺だって、するもん!
すっごい 大事なときになんか忘れたりするもんだよ。
ミスなんて当たり前!生きてるんだからっ!」
「相葉ちゃんいいこと言うねー!」
と松潤が頭をグリグリする。
翔ちゃんはニノの頭をポンポンする。
ニノは
「幸せ者だよぉぉぉーー!」
と泣き叫んでいる。

『嵐』っていうグループがあってよかった、、、
今改めて感じる。
でも、ちょっとヤキモチ、、、
俺も翔ちゃんにポンポンしてほしい!
なんて、、思ったり、、、する。
嫉妬、、、する、、

「よしっ!飲むかぁー!」
辛いことは全部忘れよう!と翔ちゃん。

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