My sweet⭐️Angel 〜恋に落ちた堕天使
第4章 lV
「おいで、イヴ」
「はい、ラファエル様」
「ここにお座り」
「え? で、でも…」
「一緒に食べよう」
ラファエルの隣に座るよう促され、食事まで勧められて戸惑うイヴ
「主と一緒に食事を摂るのも君の役目の一つだよ」
そうなんだ
知らなかった
「あの、私、何も知らなくて… 失礼をお許しください」
「いいんだ、これから此処での君の役目を少しずつ教えてあげるからね、ゆっくり覚えていけばいい」
「はい、よろしくお願いします」
家では食事もろくに摂れていないであろうイヴへの気遣いだったが何も知らないイヴはこれも仕事の一つだと言われ、ラファエルと共に食事を摂るのだった
「いいかい、イヴ、君に任せたい仕事はね、主である私が喜ぶ事をすることなんだ」
「ラファエル様が喜ぶこと…」
「そう、君は私が喜ぶことだけを考えていればいい」
「はい、頑張ります」
「それから… これはとても大切な事、ここでの事は絶対に誰にも話してはいけないよ」
「はい、もちろんですわ、ラファエル様、私、誰にも言いません」
「いい子だ」