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あなたの色に染められて

第23章  significant other




『……んっ。…イッ。』

知り尽くした璃子の体。膨よかな胸に俺の印を刻みしっかりと色付いたのを確認するとその印にキスを落とす。

どれだけ強く印を付け花びらを舞わせても桜のようにあっという間に散っていく。

…自己満足なだけか。

俺の欲で満たされたその膨らみを掬い上げ甘い粒を口に含み舌先で転がして吸い上げれば 小さく吐息が漏れる。

相変わらず声を必死にこらえ俺の背中に爪を立てる璃子。

恥ずかしがり電気も付させてくれない。

でも 今日はツリーからの光の中で璃子を抱く。

白一色の電飾に映える璃子の体は弓のように撓り俺を煽る。

『…綺麗だよ。』

背中に腕を回して起き上がらせながら舌を絡める。

『…たっちゃ……ハァ。』

潤んだ瞳は俺になにか言いたげで… でも今日の俺は見て見ぬふり。

抱き起こした体をソファーの背に凭れかけさせ 両足をゆっくり開けばツリーの光に照らされた璃子の花弁が露になる。

『…やめて。…たっちゃん』

足に力を入れて閉じようとするけど 俺はそれも知らんふり。

ぐっと押し広げて指で愛してやることもなく 一番敏感な蕾に舌を這わせる。

『……ヤッ…ハァ。』

目線だけ上げて璃子の顔を覗けば 目をギュッと瞑り首を左右に振り唇を噛む。

『璃子。可愛がってやるから見てて。』

『…恥ずかしい』

そう言いながら 太股にさらに力を入れる。

腰の横で突っぱねた腕を取り 俺の指を絡めて 逃げ出さないようにすると 指の代わりに舌を密壺に差し込んだ。

『…アッ……ハァ。……たっちゃ…』

璃子の中を舐め上げながら舌を動かすと 腰をビクつかせ 前のめりになってくる。

『気持ちいいだろ。』

『……ハァ……ハァ……』

瞳を潤ませて必死で堪える璃子

『今日の璃子はやらしいな。』

舌を蕾に戻し 絡めた指をほどき 密壺に落とせば今度は弓のように背を反らす。

『イカせてほしい?』

『……たっちゃ。』

潤んだ瞳から一滴の涙が頬を伝う

唇を離して 指の動きを止める

今日の俺は何に怯えてるんだろう。

『…たっちゃっっ。』

苦しそうに息を漏らす大事な女をここまで追い詰めて

でも なにかが違う。コイツの表情…。

まるで拒んでいるかのよう…。

それを確かめたくて休めていた指を少しだけ動かすと

『…イヤ…ッ…』

璃子は涙を流していた。

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