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∞Love sick be in love∞

第2章 oh my lover!

クロニクル収録後。

いつもならヤスがにこやかな笑みで俺の元にやってきて、笑いながら一緒に楽屋に戻るのに。
今日のヤスは、なんだかものっそい不機嫌で、その姿に誰も近寄れない。
かくいう俺も、近寄れないのだけど。

なんでそんなに不機嫌なの?とか、聞きたくても聞けなくて。
こっちもなんだか、イライラしてくる。

「ちっ」

前を足早に歩くヤスの舌打ちが聞こえた。

『舌打ちしたいんは、こっちやっちゅーねん。』

心の中で、毒づく。
前を歩いていたヤスは、先に楽屋に入り、2分ほどしてすぐに出てくる。
どんな早業なのか衣装からすでに私服に着替えていたし、手には鞄が握られていた。

「僕先に帰るわー。おつかれさーん!」

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