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∞Love sick be in love∞

第2章 oh my lover!

相変わらずの不機嫌な顔と声で俺らに告げ、ヤスは帰宅の途に着く。
俺とすれ違う瞬間、ヤスはものっそい目で俺を睨み付けてきた。

『なん?俺なんかしたか?なんで睨まれなあかんねん。あー、もう!』

「ものっそいムカつくわー!」
「なん?どないしたんすばる」

ヒナが不思議そうな顔で俺に尋ねる。
どうしたかなんて、そんなの俺が知りたい。

「今すれ違った時、ものっそいヤスに睨まれたん」
「は?それまたけったいな。ヤスと喧嘩でもしたんか?」
「は?してへんし。収録終わったらいきなり不機嫌なってんで、ヤス。喧嘩なんてしてる暇ないわ」
「んー?せやったら、あれなんちゃうん?収録中になんかやってもうたとか」

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