テキストサイズ

秘密のおとぎ夜話

第5章 【白雪姫】王子様

何が起こったのか、白雪姫には理解できない。

ただ、とてつもなく甘美な衝撃とともに目覚め、声を上げていた。

かすむ視界の中で、見たことのない顔がこちらを見つめている。

(小人さんたちではないし…お父様でも狩人さんでもない…)

見えている精悍な顔はもちろん、敏感な蜜壺をあまりに隙間なく押し広げる肉棒が、まだ知らなかった恍惚を呼び起こし、白雪姫を混乱させる。

「…驚かせてしまってすみません。でも今はとめられない…」

穏やかで低い声が降ってきたかと思うと、

ヌプ…ズプ。

緩やかに王子の腰が動き始め、絶頂感に包まれたままの身体にさらなる快感が与えられる。

「ひっ…ああ…ああ…!」

(あなたは誰?どうして私を抱いて…?
ああでも、何もわからないのに、どうしてこんなに気持ちいいのでしょう…?)

白雪姫は浮かんでくる疑問を口にすることすらできず、ただ送り込まれる感覚に翻弄され、王子が果てるまでに、幾度も身体を弓なりに反らせて昇り詰めた。



----------------

ストーリーメニュー

TOPTOPへ