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秘密

第17章 前進

※大野side

応援するよ
ルナの恋も翔ちゃんの恋も

でも翔ちゃんに限って付き合うってことまではしないと思う
誰よりも結婚はリスクって言い続けてるから
結婚も付き合う、も翔ちゃんのなかで同じだと思うから

たとえ付き合わなくても2人の思いは繋がっているよ

「翔ちゃんじゃなくてごめんね?」

俺はルナに意地悪するように言うと
さらに顔が赤くなった
余程好きなんだろう
寝言で言っちゃうくらいだもんねw

ルナに服を着せて抱きしめると
ルナの香りがした
どこかで嗅いだことのある匂い
まぁ家族なんだもんね、マッチさんと

「痩せた?」

「そうかな?」

「ちゃんと食べてる?」

「いつもよりは食べてないかも」

ただでさえ食べる量が少ないのにそれよりも少ないって

「ちゃんと食べなよ?」

「うん」




いつも通りを装った
俺は悔しかった
こんなにルナを好きなのに
こんなに一緒にいるのに
ルナは翔ちゃんが好きなんだ…

この想い変えられることできないのかな
俺を好きにならないかな
たくさん抱きしめても
たくさん愛を示しても
ルナには届かないのかな…


今日もまたルナの顔から笑顔はなかった
見れる日が来るのかな
あの無邪気に笑うルナはどこに行っちゃったんだろう

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