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パパの写真に向かって手紙を読む声
鼻をすする音

そんな時間はすごく短く感じた

最後の言葉も終わり移動するように言われた

お家みたいなところ

ルナはずっと移動されたパパの写真が置いてある部屋にいた

まぁたくさんの人がいるところにいたくなかっただけ

それが一番の理由なのかもしれない

もう何時間ここにいるんだろう

ひたすらパパの写真を見つめていた

頭の中は真っ白だった

なにも考えていない

「ルナ」

ふと呼ばれた名前にびっくりして
振り向くと

「さとしくん、」

「ルナ、驚かないでよ？」

「え、うん」

その言葉を合図にするようにたくさんの男の人が入ってきた

「ちょ、まって、」

下を見ながら後ずさりしていたら壁にぶつかった

「ちゃんと見て」

意を決して顔を見ると

「…………」

TOKIO…V6…キンキ…嵐………

「ジャ、ジャニーズ」

「みんなルナのお父さんの後輩」

「え、パパってジャニーズだったの？」

「そうだよ」

「そ、そうなんだ…。」

いや、普通に驚くでしょ
ジャニーズしかいないんだよ
ありえないでしょ
なんで隠してたのか気になるわ

一通りグループのリーダーの方が挨拶してくれて
もちろん嵐のリーダーも

挨拶が終わると長瀬くんが嵐は残って他は戻って

って言うとみんな戻っていった

嵐を除いて

嵐と同じ空間に1対5とかまじ無理だって

何年ファンだと思っているの