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秘密

第21章 発展

※大野side

会いたい…
さっきまで会っていたのに会いたい…


気付くとルナに電話していた

メンバーとは1時間程度でお開きだったから


「も、もしもし?」

困ってような驚いたような顔が想像できて
思わず笑みがこぼれる


「今から行ってもいいかな?」


「…いいよ」

「嫌だった?」


だってその声
嬉しそうじゃないんだもん
なんで翔くんじゃないの
とか思ってるのかな


「全然!今ちょっと考え事してただけ!待ってる!」


考え事かぁ…

「うん、すぐ行くから」




ルナの考え事ってやっぱり
翔く……
もうやめよう
何でもかんでも翔ちゃんにつなげるなんて



俺はタクシーでルナの家に向かった

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