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秘密

第21章 発展

※大野side

「なんかしたいことある?」


せっかくの外泊
また明日から病院なんだもんね
だから今日この時間は何でもしてあげるよ


「大ちゃんの膝の上乗りたい」


「いいよ」


俺は立ってルナを一旦持ち上げるとソファに座って
膝の上に乗せた


緊張しないように同じ方向を見るように座ったのに

ルナはすぐにこっち向きに座って俺を見つめてくる



「そんな見んなよ…」

恥ずかしいじゃんか


「んふふw久しぶりだなぁって思って」

「そうだね」


「プニプニ〜」

ルナは前と同じように俺のほっぺをつまんでくる

この時間がとても幸せだ
ルナが甘えてくる時間

翔ちゃんにはしなくて俺にすること

思わず顔が緩んでしまう


「あぁー!大ちゃん今幸せそうな顔したぁ!」

嬉しそうに言うルナが可愛すぎて

「幸せだよ、俺ルナといれて幸せ」


「…ルナも幸せ、近くに人がいるの、嬉しい!」

そう言って俺に思いっきり抱きついてくる

でもすぐに離れて

「大ちゃんフワフワしてる」

って


褒め言葉…なんだよね?


「ルナはもっとプニプニしたほうがいいよ」


「どうしたらプニプニになる?」

「飯いっぱい食う!」

「くう?」


「食べるってこと」

「ご飯食べる!ルナたくさん食べる!プニプニなる!んふふw」



どんな会話だよって思ったけど
これでルナが元気になってくれるなら
たくさん食べたら1人で歩けるようになるよ




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