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秘密

第21章 発展

※大野side

「それは……」

離婚した理由
この人は言わなかった


「帰ってください」

「…また来るね」


そう言って部屋を出て行った


ルナの顔を覗くと怖い顔をしていた


「ルナは1人じゃないよ?ずっと一緒にいるから」


「大ちゃん…!」

向きを変えて俺に抱きついてくる

俺の胸に顔を埋めるとたくさん泣いた
どんな涙なのかはわからない


「ルナ、大丈夫大丈夫…」

そう言いながら背中を叩いた



ルナの体重が全部かかってきた気がして
呼びかけると返事はなくて
眠っていた


そのままルナを抱っこしてベッドに寝かせる

泣き腫らした目
俺はそっと瞼に口づけした

そのまま涙のあとが残っている頬に


口にも軽くキスをした


ルナは微笑んだように見えた





もっともっと俺で満たされればいい

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