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秘密

第25章 2人


はだけた胸元を直され再びお風呂場に向かう


鏡に映る体

このキスマークはもう大ちゃんのもの
それだけで【大切】になった



消えてほしくない
ここに大ちゃんがいるって思えるから


シャワーを浴びて髪の毛を洗う

「大ちゃんの匂いだぁ…」


洗い流してからも香る匂い

トリートメントもボディソープも洗顔も
全部大ちゃんと同じやつ


お風呂から上がってもそれは続く

大ちゃんのタオル

大ちゃんの服



「しあわせ…」


不意に溢れた言葉
そのしあわせを全身で感じながらリビングに戻った





「大ちゃん?」


「おぉ、服、大丈夫みたいだね、よかったぁ」

ふにゃふにゃの笑顔
ルナが大好きな笑顔

「うん!」


「おいで」

ソファに座っている大ちゃんの元に行くと
ぎゅーって抱きしめてくれた

「んふふw大ちゃんの匂いたくさんw」

「俺にはルナの匂いがする〜」

そう言って首に頭を埋めてくる
なに、めっちゃかわいい


「やだぁ〜大ちゃんのがいい〜!」

胸に頭を埋めるといつもより鼓動が早かった







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