テキストサイズ

秘密

第25章 2人

※大野side


俺しあわせ…


ルナが側にいるだけで

それなのにルナはぎゅーってしたらぎゅーって返してくれる

その逆もある

ルナが俺にぎゅーってしてくれる

そしていつも俺の胸に頭を埋める

俺の鼓動を聞くように

会った時からずっとそう
多分不安になるんだとおもう
俺がここにいるってこと鼓動で知りたいんだと思う

それならたくさん聞かせてあげる
俺はずっとルナの側にいるから


「ルナ?」

「ん?」

「テレビ見よっか」



「…いいの?」


「いいの。俺がいいって決めた」

「見る!」


どうせならルナが普段家でできないことをここでやりたい

たとえマッチさんが死んでしまったとはいえ
あの人はすごい人だ
いつその話が番組で上がるかなんてわからない

だから多分さっくんは今でも見せないんだとおもう



俺はルナを抱っこしたままリモコンを取り、
電源をつけ、とりあえず4チャンにした



俺の方に向いていた体はテレビの方を向いていて
ルナは興味津々に画面を見ている


「あ、相葉ちゃん!」


「本当だ」

今日は日曜日か


ってことは俺休みじゃん



「うわっっ」

いきなりルナが俺に抱きついてきた

「え、どうしたの?」

「動物嫌い…」


テレビに映っていたのは相葉くんとその手の先には…犬

あれ、この番組ってご飯食べるんじゃなかったっけ?


「まわそっか」

「うん」



次は8チャン

これなら間違いないでしょ
大人気のアニメなんだから

ルナはテレビに体を向けるとすぐに笑顔になった

「なにこれ、面白いw」

「え、ルナ、知らないの?」

「知らなーい」

「日本では有名だよ」


「そーなんだ…んふふw」



気持ちはテレビの方にいってるのは十分わかるけど
ちゃんと会話できる


ニノみたい
ゲームしながらもちゃんと話してくれる


ストーリーメニュー

TOPTOPへ