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秘密

第25章 2人

※大野side


ちょうど番組が終わった頃

「ご飯作る?」

「うん!なに作るの?」



「残念ながら俺焼きそばしか作れない」

「やきそば?」

「そのー、麺にソースとかー野菜混ぜたやつ」


「作る!食べてみたいやきそば!」


「よっしゃぁ〜やるかぁ〜」


俺らは仲良く手を洗ってとりあえず使う食材を台所に出した


「ルナ包丁使ったことある?」

「ない」

やっぱりね…,


まな板を出してキャベツを乗せてとりあえず俺は半分に切った

そこからはルナと共同作業

ルナの後ろに回って一緒に包丁を握る

こんなの俺だって初めてだから緊張したけど
ちゃんと切れた


「よし、こんなもんで!」

「うん!次は?」




焼きそばを作るっていういつもはめんどくさいことも
今はずっと続けばいいのにって思った




「できたぁ!!」

「完成!」


見た目最高な焼きそばが二つ

「メンバーに写真撮って送ってあげようか?」

「うん!」

スマホを取り出し

「ルナ、これ持って」

「じゃあ大ちゃんこっち」

ってことは自撮り?!
俺慣れてないよぉ


でもやるしかないよね

俺はルナと同じぐらいになるまでしゃがんで

「ハイッチーズ」

カシャ

お、案外うまいじゃん

さすがだな
なんて自分に感心した


「送ろ送ろ!」

ルナに画面が見えるようにしゃがんで嵐のグループに写真を送る

『ルナとやきそば作った!』

もちろん言葉もね


すぐに既読がついて

『翔ちゃん いいなぁ〜うまそっ
ニノ 今度俺にも作ってください
松潤 すげぇ!羨ましいなぁリーダー
相葉ちゃん 俺も食べたい!』


えへへ
いいだろ〜

2人並んで座る
手を合わせて「いただきまーす」って
馬鹿みたいに大きな声で言って
子供みたいにばくばく食べる

「おいしぃ!大ちゃん!」

「うまいなぁ」

いつもと同じ味なはずなのに特別なスパイスのおかげでいつもより何十倍も美味しかった




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