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秘密

第25章 2人

※大野side

絶対ちっちぇって思ったでしょw


俺は本体の電源をつけて枕元の電気を消そうとしたら

「もっと近くいていい?」

って

なに可愛すぎるんですけど
きっと怖いんだよね
真っ暗なとこにいるのが

「いいよ」

そう言ってルナを引き寄せた
そのまま腕枕してあげると
「初めてしてもらった」って嬉しそうに言う

またルナの初めてもらっちゃった


顔から笑みがこぼれないように俺は電気を消した


俺らの目の前に映るひとつの惑星

1人ではしょぼいと思っていたものがルナと見ているというだけですごく綺麗に感じた



「……」

言葉なんていらなかった
2人の目線の先にあるものが俺らの全てだった

不意に俺の腕にいるルナを見てみると
ルナもこちらを見ていて


『んふふw』

って

俺らいつから笑い方が同じなんだろう
こうやっている時間がとてもゆっくり流れているような気がして、このままずっと続いて欲しいって思った



プラネタリウムの電源をも消すと部屋は真っ暗

次第に速くなっていくルナの呼吸

「大丈夫だよ、俺いるから」


「見えないのやだ…」


もぅ…本当にルナ可愛い

枕元の電気を1番暗くつけると
ルナは満足した笑顔で

「おやすみ、大ちゃん」って


「おやすみ、ルナ」


ルナは目を閉じるとすぐに眠りについた
腕枕を外そうとしたけど俺の方を向いて袖をつかんで寝てるからそうもできない

軽いしいっか


俺はルナの寝顔を見つめながら眠った


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