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秘密

第25章 2人

※大野side

「お腹すいたね」

静寂を破るようにそう言うと

「うん」

って




俺らは手をつないでキッチンへ向かった

俺が作るからいいよって言ったのに、大ちゃんの近くいたいって言うんだもん


断れないでしょこんな可愛いわがまま

朝食って言ってもトーストとスクランブルエッグ…まぁ卵焼き失敗しただけだけど。


「リンゴジュースでいい?」

「うん!」


俺のはコーヒー

リンゴジュースは甘いからあんまり好きじゃない



2人でリビングに戻ると当たり前のように隣に座る


『いただきまーす』


スクランブルエッグを食べるルナ

「どお?」

「おいしい!」



…もう朝からその笑顔反則


「そういえばルナがうちいることさっくん知ってるの?」



「んー、知らないと思うよ、なにも言ってないもん」

「えっ」




それはやばくないか?

そう思っていると鳴り響く着信音
…俺のだ


「もしもし?」


「あ、大野様ですか?」
「はい」

「あの〜ルナ様そちらにいらっしゃいますか?」

「すいません、連絡遅れました。ルナは昨日から俺の家に泊まってます。」

「それなら安心です…私ルナ様1人にするのが不安で不安で…」


「んふふw大丈夫ですよ」

「お昼前にはお迎えにあがりますので、それまでお願いしてもよろしいですか?」

「もちろんです、お待ちしてます」


「では」







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