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秘密

第6章 救世主

今日は急遽お笑い芸人さんたちにご飯に誘われた

お昼ご飯だしいいかな、って思ってその場に来てみたんだ


「おぉールナちゃん!いらっしゃいいらっしゃい」

「こ、こんにちわ……」

ちょっと待てよ…
何人いる?これ
きてすぐ消えるのもアレだし

とりあえずハジの席に座って下を向く

「ルナちゃんなんか食べるー??」

「ジュースだけ…」

「りんごジュースでいい??」

「はい…」

もうこうなってくると声だけじゃ誰だか分からない

でもいい
いいんだ

ジュースを半分ぐらい飲むと急に気持ち悪くなった

この大人数のせいだ……

「ちょっと、お手洗い行ってきます…」

「はーーい」

逃げるようにして個室からでる

これだけなのに一気に気持ちが楽になった
慣れないとな…そろそろ

カウンターに座り顔を伏せていると

?「ルナ?」

重い頭を上げるとそこにいたのは…

「か、カズくん?なんでここに?」

二「ちょっと撮影で来ててね、共演者の方とご飯中。それより大丈夫?」

「ま、まぁ…」

いや、全然大丈夫じゃない
だってまたあの空間に戻らないといけないんだ

「うぅ………」

そんなことを考えただけでお腹が痛くなる

二「とても大丈夫なようには見えないけど?どうしたの?」

「お笑い芸人の方にねご飯誘われてきたんだけど、こんな大人数だと思わなくて…」

カズくんは納得いった顔をして

二「そっかぁ…じゃあ僕もついていくよ」

あの…聞いてた?
行きたくないって…

「え、でも…」

二「大丈夫、すこーしだけだから」

なんか企んでいるような顔をして行こ?って

「う、うん」

カズくんについていきさっきの個室の前へ

コンコン

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